水盤のあるガーデン
前回に引き続き、江南市の物件です。
今回はガーデンの水盤について。
この水盤、眺めて美しいだけでなく、水遊び用のプールとしても機能します。
リゾートに来たような優雅な時間が流れます。
お子様も大喜びでした。洗練された空間で無邪気に遊ぶ、
こういう状況がデザイナーとして一番幸せを感じます。
水盤奥の壁は思い切ったピンクのアクセントカラーを採用。
メキシコの建築家「ルイス・バラガン」の作品を彷彿とさせます。
花壇の植栽はトロピカルテイストに。
矮性のサルスベリは植木職人Tさんが独断で持ってきました。
このサルスベリによってガーデン全体が調和されています。さすがです。
あと何が凄いってこの水盤の水の流れ方です。
写真で分かるかどうか、水の膜が動いているような、
アーティスティックな流れ方です。
バシャバシャ水が落ちるのはあまり好ましくないというご要望から、
光沢のある御影石の上を吸い付くように流れるイメージでデザインしました。
その施工がパーフェクトで、実は私はここまで綺麗に均等に、
表面張力を感じさせながら流れるとは思っていませんでした。
職人さんにそこまで指示していなかったのですが、こうなっていました。
0.何mmの世界です。弊社協力業者会 会長Mさん、恐るべし。
正直、毎回ここまで上手くいく保証はできません。。
水盤、浮遊感のある段差のディテール、それを強調する間接照明を
施工したOさん。アルミ職人さん。
デザインに関する工夫、能書きは色々ありますが、結局
職人さんあってのニュートラルだと再認識した現場です。
チャンスをいただいたお客様に心より感謝です。
そんな事を純粋に思いながら過ごせる、とても素敵なガーデンです。
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